FLOW

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【Result】世界マスターズ室内陸上競技大会 2017.3.22@韓国大邸

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 競技は雰囲気など概ね楽しめた。

 誰と競うわけでもないので、無邪気な気持ちで試合の雰囲気を楽しめた。また、けがもなく最後まで走りきれたことがなにより良かった。身体の使い方とかそういう話はもう語る必要は無いと思う。子供のころのように、ただひたすら走っている自分がそこにいて、このままいつまでも楽しい時間が終わらなければいいのに、という感覚になっていた。どんな競技種目を行なったのかさえあまり覚えていない。子供が昨日遊んだことの内容を覚えていないように。

 あえて説明するのなら、軽いフロー状態になっていたのかもしれないが、そこに頼っていたわけでもないし、再現性のある話でもない。理由はただの後付けにすぎない。あるのは心地よかったというふわりとした感情のみ。

 そしてそれは十分すぎる価値として僕には感じられた。外国で競技するということは、こんなに自由で気持ちの良いことなんだとあらためて感じた。遊びであるフロー状態が心地よく楽しい感覚は自分の中の価値観として最上位に位置するようだ。

 他に座禅を行っているときも、そんな不思議な気持ちのよい感じになるが、座禅の場合は走るより幸福感には至らない。座禅にはまっちゃうといわゆる禅病と呼ばれるモノになってしまい、その気持ちよさから抜け出せなくなる。長く走っていると一種のゾーンに入って気持よくなっちゃう人もいるけど、そういう気持ちよさとはちょっと違う。僕もしんどいことを続けた後でやってくるセカンド・ウインド、身体が危機的状態に置かれた時異常な感覚が発現するゾーンはたまに体験することはあるけど、この遊び的なフロー状態は、それらと一味も二味も違う。何が違うかは明確に書けないのが歯がゆいところで、あまりこんなことを言っていると頭がおかしい人と言われてしまう。まぁ、事実頭がおかしいのだから気にする必要はないわけでもある。

 というわけで、こんなに楽しいのなら来年も旅行がてらに海外の試合にエントリーしたい。去年のヘルシンキの楽しい体験も記憶に新しい。また一つ楽しいことが増えた。

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時の桜

春は好きではなかった。少し浮ついたような独特の雰囲気が苦手だった。学生の頃、春になり学年が一つ上がり新しいクラスで新しい仲間の中に自分がいることに、どうしようもない違和感を感じていた。他の人は知らないけど、とにかく僕は春の人事異動がによる空気感が苦手だ。早く平穏で「普通の時間」が流れて欲しいと思っていた。「普通の時間」ってのは僕にとっては最も重要で大事な要素だった。

実家から歩いて1分のさくら並木には普通の時間が流れている。毎年訪れるこの場所には、僕の一年が詰まっているとさえ思えてしまう。ここからはじまり、そして1年が過ぎる。一瞬の出来事ではないはずなのに、まさにさくらの花びらが散るように一年が一瞬で過ぎてゆく。

春は好きとか嫌いとか、そんな分け方は僕にとってちょっと違うような気がした。

僕にとっての春とは「ただこの時を味わい、今この瞬間を生きること」を感じさせる季節なのかもしれない。

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柴の仔犬がやってきた

3月5日に柴の仔犬がやってきた。商売する気のない愛犬家であるブリーダーさんより譲っていただいた。2017年1月7日生まれでNANAと名付けた。

臆病さんの割に好奇心が強く、それでいてマイペースという、どこか僕に似ているのは妻の言葉。確かにそんな気がする。

散歩に出かけると(まだ1回目のワクチン摂取のみなので)バックの中からずっと顔を出して外の様子を伺っている。前から顔を出したり、後ろから顔を出したり。電車が通る大きな音にびっくりして、バックの中に頭を引っ込めるときもあるが、すぐに再びそーっと顔出してあたりを見回す。少しなでてやると安心した顔をする。

餌を与えるときも、僕らが先に食べている間、ケージの中で食べたそうにきゅんきゅん音を漏らしているが、決して大きく吠えたりしない。ただ、どうしても食べたいからくーんと声が出てしまう。しつけのために僕らは無視していると、諦めておとなしくなる。というか不貞腐れて寝たふりをする。やっとのことで餌をもらえると分かると、すぐに飛び起きておすわりして待っている。おすわりして待てができないと、餌をもらえないということを覚えたのだ。

他の犬がどうかは知らないけれど、柴犬というのは従順で賢いというのは噂だけでは無いようだ。その後、一瞬でえさをたいらげ、もうちょっとほしいなぁと、ぼくの顔を見て目で訴えてくる。どんなに訴えてももらえないのが分かると、諦めて寝転んでしまう。その後はぐーぐー眠りに落ちる。

なんだか人の子と変わらないんじゃないかと思う。そんなふうにして、NANAの日々の成長がとても楽しいということに僕自身が驚いている。もともと犬が好きではあったけど、育てるのはそれなりに大変かと思っていたが、全く大変という感覚は無くただただ楽しい。それは妻も同様だったようで、まるで人間の子育てと同じだね、とふたりで良く言っている。4月に生まれる我が子のプレ育児なのかもしれないね、と。

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静かな2月

気が付けばあっという間の2月が過ぎ、いつのまにか3月になっていました。

振り返れば2月は結婚4周年記念として伊豆の吉名温泉「東府や」でのんびりしたことが一番こころに残るできごとでした。

その他の日々はとりたてて特別なことは無く、いつものように判断と決定の仕事をひたすら繰り返し、帰宅後に軽くトレーニングをし、シャワーを浴び食事を作り妻と一緒に一日のできごとを話し合い、寝室でいくばくかの読書で心を落ち着かせ就寝する、というサイクルでした。このサイクルは僕にとっては非常にお気に入りだといえるもので、一般的には大半の人にとって「つまらない」生活に映ると思われます。

僕は元来同じように見えることをコツコツ続けることが好きな性分なので、他人から見て「同じ」ことに見えても、自分にとっては常に新鮮な感覚が存在し好奇心に満ちた対象に映るわけです。

そんな小さな日々の繰り返しが特に際立った2月は、当然ぼくにとっては大変幸せなものでありました。

さて、3月はいろいろありそうです。

2017年1月のあれこれ

正月は家族全員集合。両親は70代後半となったけど、まだまだ元気に農業・ゴルフ・旅行に大忙し。背中はシャキッとしてるし、口も達者、体も動く、病院に全くお世話になってない。とはいえ、いつどうなるかわからない。長生きしてもらうために、食事・運動・生活スタイル・車の運転などの細かい話をした。子の言うことにしっかり耳を傾けてくれるので非常に助かる。ありがたいことです。100までは生きるな、きっと。。。

 

手作りでハードルをつくった。塩ビパイプでひょろ~とした簡単なつくりのもの。そのおかげで、どこでも練習が可能となり、思い立ったら横の公園ですぐ練習できて嬉しい。アイデアがすぐ実践できるね。

 

エストレヤには週1で1時間くらい乗るだけ。寒いので仕方ない。購入して6か月が経ち、ミラーやフロント鉄部に若干錆が浮いていたので、業務用の錆用オイルでふききふした。マンションの駐輪場には一応屋根があるが風が吹けばけっこう雨がふっかける。品質の良いバイクカバーとシーツの2重でカバーしてあるけど、やはり少しずつ錆が発生してしまう。2週間に一度はオイルを塗ったりして対応することで様子をみてみよう。ボディはガラスコーティングのおかげでつやつやを維持。乗り終わったら軽く拭くだけ。そういえば、そろそろ2回目のオイル交換。整備手帳には6000kmごと。ネットや人に聞くと2000~5000kmとまちまち。乗り方の問題なので「オイルの劣化具合」は人それぞれ。とりあえず一度バイク屋さんに状況を確認してもらうことにしよう。長く楽しく安全に乗りたいものです。

 

そんな普通の最近事情。備忘録でした。