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そうやって暮らしてゆこう

アーストレーニング・陸上競技(マスターズ陸上)・ロードバイク・エストレヤ・旅・柴犬

五合目へ

家のある長泉町から旧246を北上し、御殿場に入り西へ向かえば自衛隊駐屯地が見えてくる。そこから水ヶ塚まで約12kmほど8%前後の坂が続く。コンビニ・自販機もないその道をひたすらペダルを漕ぎ続ける。

聞こえるのは、自分の呼吸とチェーンの音、そしてすぐ近くで鳴く鳥達。したたり落ちる汗がトップチューブをぬらす。帰ったらきれいにふいてあげないとな、といつもこのあたりになると思う。それにしても今年は車が多いな。他県ナンバーが目立つ。そういえば世界文化遺産に登録されたんだっけ。

水ヶ塚をすぎると一瞬だけ下り。1.5kmほど下ると右へ折れる道。ここから11kmほど再び10%ほどの坂が続く。前半の5kmでペースをつくる。標高も上がってきて酸素が若干薄くなるのを感じる。鼻から入る空気の量が減るのが分かる頃だ。

残り5kmでペースを上げはじめる。ペダルの回転数をやや上げる。呼吸が速くなり、心拍数もすーっと上がり始める。ハンドルのトップからブレーキプラケットに手を移し、上体をやや深くする。腰でペダルを踏むイメージ。決して膝とふくらはぎに力を入れ過ぎない。入れた途端、一瞬は加速するが後半タレるのは目に見えている。

残り2kmでギヤをひとつ落としてダンシング。メーターで4km/hほどスピードが上昇する。心拍は170程度。出力は80%ほどか。これ以上は無理をしない。リズミカルなペダリングを心がければ、苦しさはほどなくリズムの中に消え去る。あとは自転車と仲良くすればいい。

そいつものようにゆるやかに五合目に到着。ボトルから一口だけ水を補給する。そのままジャージの首元を上げ、下りの準備をする。景色を見ることは無い。ただ、坂を登りたかっただけだから。

下りは安全第一、ただそれだけ。