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2014 FOCUS IZALCO Team SL 〜納車編〜

 地元プロショップに注文いれて2週間。2013.10.19 めでたく納車となりました。

 今回の購入目的は「レース」。レースと言ってもいろいろですが、まぁいろいろの部分はホイールの変更で対応しようと思うので、とにかく総合的にバランスのとれたフレームを探していました。その中でピナレロ・パリ、トレック・マドン6、キャノンデール・スーパー6evoなども候補にあがっていましたが、みんながよく乗っているバイクは嫌だなぁというコドモのような理由で却下となり、なんとなく乗ってみた昨年モデルのFOCUS IZALCOが、かけてもヨシ・まわしてもヨシ・コーナリングもヨシ・下りも安定・路面追従性ヨシなどとてもバランスが良いことに驚き、ついでにそんなに峠で見たことがないこともあり、購入に至りました。

 FOCUS IZALCO Team SL についてざっくりと。(まだペダルが無いので所見です)

 フレームは軽く指でコツコツしましたが特別薄い感じはありません。全体的にチューブ経が最近の他のモデルに比べ小さいので固有振動数は高めですね。デベロッパーエンジニアとしての目線では共振しにくい印象です。カーボンのエンド部などの加工は問題なくきれいですし精度も出ていると思います。このあたりはレーザー測定したわけではありませんので感覚ですが。
 塗装もきれいです。トップチューブは独自技術ドロップシェイプのおかげでずいぶん細身です。最近のロードにしては頼りなさげに見えますが、独自のカーブがとても美しいです。また、バックステーも複雑に弾平をさせていたり、とてもこだわったつくりとなっています。フロントフォークはややカーブを描いています。ショックをよく吸収しそうです。ヘッド部あたりには十分な厚みと幅をもたせてあるので、剛性は十分なのでしょう。下りが楽しみです。全体的に細身でありながら、ダウンチューブはそこそこ太く、バックステーはしなやかな構造となっています。チューブ同士のつなぎのカーボンの詳しい積層方法は分かりませんが、指でたたくと厚みのある反響音が聞こえてきます。要所要所で十分な剛性を確保しているようなつくりのようです。大トルクでかけたときの挙動が今から楽しみです。

 ブレーキ・変速機などはDURA9000ですが、プレスフィットBB30を採用しているため、ここだけ他社のクランクです。アダプターを入れてDURA9000の52☓38にしました。

 ホイールはフルクラム・レーシング5です。メーカーとして「一応つけましたけど、ユーザーさんが持っているホイールに換装してね」というメッセージですね。しかし、このホイール。練習用にはもってこいです。リムに切削がかかっていないので剛性も十分ですので、ポタリング・練習用のGIANT TCRに換装しました。

 サドルはセライタリアのOEMモデルです。十分レーシーなタイプですが、座っただけの感触では、フィジークのアリオネの方が若干硬く細いかんじです。今後、乗りこんでみないとわかりません。

 ステムの取り付けは独自です。引き上げボルトがありません。なので穴が開いたままです。汗が入ったり、ゴミが入りそうなので適当にフタをする予定です。

 チェーンステーはドライブ側が太いです。横から見ると高さがけっこうありますが、エンド部からケーブルが出て細くなっています。デザイン的にもスマートです。このあたりはTREKや他のメーカーもそうですが、BB側は太くエンド部は細いことで、パワーはしっかり伝えることとしなやかさの両立が可能となるのでしょうか。最近のトレンドでもありますし、当然理にかなっていると思います。

 この状態での重量は6.9kgです。ホイールが前後で1600g以上ありますから、軽めのホイールとサドルを換装すれば、あと300g程度の軽量化は簡単そうです。

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さっそく伊豆のいつものコースを走ってこよう。週末、台風だけど。。。