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まずは浜ダッシュ

陸上競技の古典的トレーニングのひとつ、それが「浜ダッシュ」である。

どちらかと言えば根性的な雰囲気がある練習内容だけど、実はとんでもなく合理的な練習である。ざっと書いても、スプリントのキモである大腰筋・腸腰筋を鍛えることができ、さらに体幹のバランス向上、ケガのリスク回避、地面を蹴らないスキルの獲得など、他にも多くのメリットがある。

とはいえ、ただやみくもにダッシュすれば、ただの根性練になることは、他のトレーニングと同様。とにかく、目的意識と問題意識、そして感覚を研ぎ澄ますことが重要なポイント。

そんなわけで、スプリントのベースという位置付けで「浜ダッシュ」にいそしむ土曜の朝。浜なので海パンいっちょでも問題無しなことも重要なポイントである。

練習内容は、約100mを10mごとに棒を立て、いろいろな距離を、いろいろな速度、いろいろなスキルで走る。いろいろというのが大切で、一本ずつ走り終わった後、次の距離と走る速度を変えている。

例えば「今のダッシュは8歩目までの上半身の角度が大きかったから、次は5度ほど深くして10歩までいこう」とか「20m地点までの設置ポイントが若干前だったので、重心の真下に接地するよう股関節伸展のタイミングを早くしよう」などなど。

よーするに100m☓3とか50mを何本やったかというのは、スキル向上を目的としたトレーニングの場合あまり意味が無いのである。

というわけで、何本走ったかよくわからないけど、2時間後には「今日最高の走り」ができたので、とても良いトレーニングとなった。

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