FLOW

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そして、坂ダッシュ

 坂ダッシュ。。。

 この坂ダッシュこそ短距離トレーニングの王様。これさえやっとけば、とりあえずなんとかなる練習、それが坂ダッシュ

 坂ダッシュのやり方・取り組み方は他の練習でも言えることだが多くのバリエーションがある。急勾配では爆発的パワー、ゆるい勾配を150〜200m走ればスプリント持久力、中程度の勾配で50mのインターバルを短く繰り返せば加速力強化、70〜100mくらいのレペティションで最大スピード強化、おんぶしてダッシュすれば体幹・お尻・ハムストリングス、下りでダッシュすれば最大スピード、などなど。距離とインターバルと負荷を組み合わせることで、目的に対して明確で有効なトレーニングとなる。やみくもに坂をダッシュしていてもトレーニング当初は記録が伸びるが、その後の伸びが止まってしまう。

 また若い20代の頃と今の40代では同じトレーニング内容でも身体に対する効果は同じではない。また、同様の練習内容でも全く目的が異なってしまった練習も多い。常に身体は変化し続けているのだから当たり前の話だ。過去にうまく結果が出た練習方法を追い求めてしまうことは、若いうちはあるかもしれないけど、その頃と今の自分は違うのだから再現性を求めていては成長がない。常に新しい刺激・感覚・質・量を求めるべきだ。選手とはクリエイティブでイノベーターでなければならないと思う。

そういう意味では、トレーニング内容を記録・分析することも大切だが、あまり深いことを考えずにフィーリングで坂ダッシュすることが感性を磨く意味でも重要であると思う。やってみてどう感じるか、そして客観的にどうなったかをしっかり自分自身にフィードバックできるようにしたい。

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ダッシュも良くてよ

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これは浜ダッシュ