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愛鷹山系位牌岳 トレイルラン

2015.5.17(日)

9:00 長泉町水神社スタート。まずは池の平へ。前半は林道、途中から階段道。約15分で到着。ここからの展望は相変わらず素晴らしい。駿河湾伊豆半島駿河湾愛鷹山が一望できる。今日はトレーニングランなので、一度だけ振り返り足は止めずに先を急いだ。

 

池の平からは、シングルトラックというより入り組んだ獣道。勾配はきつく足場も前日の雨で若干ぬかるんでいる。そんな滑りやすい路面をすべらないように走るというのは体幹を固めては難しい。末端のセンサのゲインを高めて体幹でコントロールするというコツがいる。

 

f:id:butadorobo:20150517094935j:plain位牌岳まであと30分位になると、若干開けた場所に出る。

ところどころにヤマツツジが咲いている。鹿の足跡や真新しい糞も発見した。すんだ鳥の鳴き声もよく聞こえる。愛鷹山系の森としての豊かさ、人間があまり踏み入れていない山特有の空気感が存在している。

 

 

f:id:butadorobo:20150517102531j:plain10:45 走り始めから1時間45分、ほどなく位牌岳へ到着した。

位牌岳からの景色は周りの木々によって立ちふさがれている。というかここが山頂であることに気がつかないほど。

 

f:id:butadorobo:20150517101047j:plain景色を楽しむなら、100mほど手前のガレからがおすすめ。

愛鷹山系が山体崩壊が進んだ古い山であることを確認できる。今日は霧が深くデイダラボッチがあらわれそうな山だった。とりあえず、水分補給をしてすぐに下山開始。帰路は渇水期には干上がってしまう軽いまぼろしの滝「つるべおとしの滝」経由で。

 

つるべ落とし経由となると道は、沢のごろごろした石となる。しかも苔がびっしりついており、大変すべりやすい。しかし、新緑のまぶしさと原生林の深い緑、太陽の木漏れ日、朽ちた木、それぞれが見事に調和され、人をよせつけない神秘滝な雰囲気を醸し出していた。

 

f:id:butadorobo:20150517111406j:plain30分ほどでつるべ落としの滝へ到着。

20mほどの滝はなかなか迫力がある。水量も十分だった。せっかくなので沐浴して身を清めた。冷たい。3分程度で足先の感覚がなくなってしまった。

汗でびしょびしょのウェアを着て再び走る。15分足らずで林道に出る。あとは、水神社までは林道を10分ほどだ。

 

12:00 水神社到着。

なかなか良いトレーニングができた。途中、中高年の5人パーティー1組、単独ハイカー3名、大学生らしきパーティー1組しか出会うことは無かった。トレイルランナー向きではないのは確かなようだ。

ただ、ぼくはここの神秘的な雰囲気が気に入っている。また走りたいと思った。