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HELSINKIの旅 その2

翌日は時差ボケを解消するため朝から観光へ。

トラムと呼ばれる路面電車にのり街を一周、説明付きのサイトシーンバスに乗りまたもや街を一周、大きなサーモンをはじめなかなかの種類の魚介類がならぶ市場をうろつき、古いザ・ヨーロッパの町並みを散策して、見るもの食べるもの全てが新鮮な気分にさせてくれた。夕方からは試合会場で軽く1時間ほど汗を流した。会場は当然室内でバンク付き200mトラック、80m直線走路、棒高跳や高跳の施設、走幅跳三段跳のピット、砲丸投やり投げ、円盤投げの練習サークルのみならず、バスケコートやボルダリング施設、ホッケー、体操、ボクシング、卓球などが可能で、20℃前後に調整された快適な空間。フィンランドは冬が長く屋外が使えない時期が長いためとはいえ、大変りっぱな施設だった。

翌日。

競技開始にあわせて会場入り。最初の種目は60m。右のふくらはぎが完治していないため、テーピングとサポーターで十分な圧迫をした。とにかくケガを悪化させないよう7〜8割ほどのチカラで最後までもたせるつもりだった。ただ消極的なレースという意味ではなく、できることをしっかりやる、無理をしないという考えのもとだ。

20代の若い選手の中、自分だけ39歳。しかも2日後には40歳。40際は、50・60代の方々にはまだまだ若いとよく言われる年代だけど、20代の現役選手たちと同じフィールドで戦うことは、言うほど優しいものではない。そんなこというのなら、あなたが40歳のころ、体脂肪が5%で20代の選手とガチンコ勝負していたのか?と意地悪に思ってしまうこともある。それはさておき、自分にとって若い人と競技をするのはとても楽しいという話だ。

前置きはさておき、60mではスタートが出遅れたが、その後はスムースに加速に乗り、平凡なタイムでゴール。痛みはないし悪化した感じもない。この程度の出力であれば最後まで持ちそうな感覚も得られたので、少し気が楽になった。

走幅跳は得意な種目の一つのハズだが、足の具合をきにして助走速度が上がらない。3本とも3cm以内におさまる超安定ぶり。さすがキャリアだけは27年。

800mは200mトラックを4周。聞いただけで疲れたが、走ったらもっと疲れた。

砲丸投はとにかく気合。肩がようやく完治したところなので無理はしない。ただ雄叫びはする。

400mは得意種目とはいえ練習していなければただ苦しいだけの種目。もちろん苦しいだけで終わった。

走高跳は記録なし。練習で跳べた高さが本番で跳べないという初心者あるある。混成競技は絶対に跳べる高さから始めるというセオリーを完全に忘れていたキャリアだけ27年の男。

3000mで少し挽回しようとがんばったらハムがつってへんてこな走りに。走りながらなんとか治して、ギリギリの状態でゴール。

1日目が終了して6位。ケガは悪化していない。明日もこの調子ならもちそうだ。高跳0点は痛いけど、くよくよする性格ではないので、むしろやる気が出てきた。

さっさとホテルに戻って洗濯してストレッチして寝よう。

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