80才でリフォームする実家、「孫のために100まで生きるからさ〜」
築50年の実家のキッチン、トイレ、洗面所をリフォーム、外壁を塗り替えることになった。
両親は80才になる。孫のために100才まで元気に生きるため、というのがリフォームをする理由。どこかのお世話になるということは毛頭考えていない両親。孫の成人式に出席するつもりである。数百万かかるリフォーム代ももちろん自腹だ。
父親は、毎日マウンテンバイクに乗って海に行く。週3〜4のゴルフの練習はかかさない。畑も毎年でかくなる一方だ。母親も友達と旅行やコーラスやらで元気いっぱい。
それに比べ自分はまだまだ中途半端。来年の4月からは鍼灸マッサージ師の専門学校に通う。4月には43才になるおっさん。両親からしたらまだまだ本当に子供なんだろうとつくづく思う。学校を卒業して自分の治療院を立ち上げ、お客さんに喜んでもらっている姿を見せるまでは、絶対に生きていてほしい。
生きるという気持ちを強く持ち続ける両親なら大丈夫だと思うけど、いつ何が起きるかわからない齢でもある。今できる親孝行をしておきたいと思う。
今日はキッチンの荷物運びを手伝った。茶箪笥、冷蔵庫、テーブル、その他電化製品、棚を運び出した。背筋バキバキだけど、母親のつくってくれた豚汁は懐かしく、こころからおいしいと思った。背中のバキバキは治った。