穴埋めテストの落とし穴
鍼灸の学校で確認テストがあった。
科目は解剖学と生理学の二つ。
もともとのベースはあったし、授業もまじめに取り組み、試験対策もした。
しかし。
解剖学は良かったのだが、生理学が思った以上に悪かった。
とくに難しい問題や分からないところは無かった。
漢字の書き間違いは思い出せるので、それのみだと思っていたが。。。
あらためて授業内容を確認したが、単語の意味、関係性など、有機的に理解し学習できていると思った。
でも、点数に結びつかなかった。
なぜだろう。
テスト用紙が返却されないので、間違っていた内容が分からないのも致命的だ。
想像してみた。
考えられる原因は、問題の意味を履き違えていた・勘違いしていたという可能性だ。
生理学の問題は穴埋め文章式が多かった。
ぼくの悪い癖は問題の先読みをしすぎてしまうところだ。
問題を少し読んだだけで、答えてしまうという悪い癖。
他人の話を聞いていても、こういうこと話すんだろうな、そしてオチはこれだ。と、だいたい読める。
会話の中ので、先読みしすぎて勘違いしないよう、常にやりとりの中で修正できるから、フィードフォワードして目標地点へ着地できる。
この能力は、いろいろな事象から抽象化してある一定の法則やパターンを分析して、これから起こりうるであろうできごとを読むにはとても重宝する。
また、何か複数の問題があったとしても、問題に対してひとつひとつ対策をするというマニュアル化より、それらに潜む共通の問題点・根本原因を探るタイプだ。
しかし、この方法では一般の人がついてこれないのは知っている。
一般の方々は、問題やできごとに対して、ひとつひとつ方法を具体的に説明しないと、理解や改善ができないからだ。
コーチング理論でも同様で、問題を切り分けひとつひとつ具体的にアドバイスすることが重要だと唱える。
ぼくは、今回のテストで出題者側の意図を読みすぎて、先走った回答をしてしまった可能性が高い。
問題をしっかり読まないで、勝手に思い込んでしまったいうわけだ。
テストは一般の方々向けなので、僕のようなやり方は点数には結びつかないことがよくわかった。
そもそも、ちゃんと問題を読んでいなかったというわけだから、とても単純なことなのかもしれないが。。。
これからは、ちゃんと問題を丁寧に読み込み、勘違いした回答に気をつけたいと思う。
そして、見直しをする際も、一度頭の中を白紙に戻して、あらたにテストをするつもりで解き直す必要があるだろう。人にはアドバイスするのに自分ができていない。恥ずかしい限りだ。
小学生に戻って基本からやりなおしだ。