子供の頃、描いた世界
新型ウイルスによる感染症がひろまって2ヶ月くらい経過しています。
これからどうなるのだろうという心配はそれほどなく、なるようにしかならないから今できることをするしかないと思っています。
子供の頃、未来はきっと人間にとって未知なるウイルスとの戦いになるだろうと、考えていたので、常に自立した生活ができるように未来設計してきました。
なので、正直この状況は想定内で、一般人の行動についても「そうなるしかないよなぁ」と客観的に眺めています。
人類の歴史はウイルスとの戦いでもありました。また、物理学研究者の立場からいえば宇宙のはしっこの地球の人間の問題なんて、ほんと瞬きにもならない一瞬のできごとだと感じています。
いつか死ぬ命。人類も滅ぶし、生命も消え、地球も数十億年後には太陽にのみこまれると思うと、この一瞬がなんなんだろうなぁと思います。
ただ、それでも自殺するほど嫌気がさしているわけでもないですし、明日死ぬことになっても困ります。生きている限り、この瞬間を楽しめればいいと思います。
たぶんmementomoriという感覚なのでしょう。常に死を感じている自分にとって、この生としての幻想をいつまでも享受できるとは思えないわけです。
そんな覚悟をもって今を生きていれば、政治や他人に対して何も期待はしません。人それぞれですから。むしろ今こうして食べ物が食べられて、生活する家があって、仕事があるのは他人のおかげです。感謝のみです。
子供の頃からの夢は無人島でサバイバルしながら生き、そして死ぬことでした。さすがに現実的では無いので、実際には田舎で自給自足するために人生設計してきましたが、この機会に少し時計の針をすすめることにしました。
厭世的な性格は子供の頃からなので、これで本当に仙人化に向け一歩踏み出してみようと思うのでした。