World Masters Athletics Indoor Championships 2023 TORUN にエントリした
2023年3月末にポーランドのトルンで開催される「世界マスターズ陸上室内選手権」の五種競技と200mにエントリーした。
久しぶりの海外試合を楽しもうと思う。
もちろん、楽しむというのは「勝つ」という意味も含まれている。全力で競技をして、ゆるりと旅を楽しんでこようと思う。
それにしてもトルンという町は素敵だ。
ポーランドの首都ワルシャワから260kmほど離れた小さな町だが、大戦の影響を受けなかったため15・16世紀の頃の町並みがそのまま保存されているという。
地動説を唱えたコペルニクスの生家もあり、物理屋としては行かないわけにはいかないだろう。
街の中心には大きな川も流れており、文明の発展にはやはり川が必要なのだ。地形的な興味もあり、できればウロウロいろいろなところを探索したいところだ。
同行する選手は2名、ふたりとも僕と同じく5種競技に参加する。お互い年齢クラスは違うけど、切磋琢磨して満足のゆく結果を出したいと思う。
話は変わるるが、ぼくはプロではないけど結果のためにプロセスを大切にしたいと常に思っている。
ちょうどワールドカップ@カタールの予選が行われ、日本はドイツに2対1で逆転勝利をした。すべての選手とスタッフが自分の仕事をハードにこなした結果ではあるが、2点目をあげた朝の選手には目を瞠るものがあった。彼の動きはすべてにおいて確固たる意思と完璧に準備をしてきた肉体と精神がみえた。圧倒的な存在感だった。
そして、勝利後のインタビューでは、4年前の悔しい思いをした日から、今日まで後悔などいっさいしない準備を日々してきた。日々のトレーニングとケアに一切の妥協をしてこなった。という旨のコメントを残してくれた。
この言葉にはしびれた。
言葉ではいくらでも言えても、本当に每日それをやり続けることの困難さは計り知れない。誰でもどこかで妥協するものだから。でも彼からは1mmも妥協というつまらない言い訳は聞こえてこなかった。もうかっここいとしか言いようがない。
ぼくも95%のがんばりと5%の妥協で準備してゆこうと思う。
人生一回きり、折返し地点はもう過ぎた。
このままなんとなく生きて年老いていくのはやっぱり耐え難い。
魂を燃やして、そこに生きた証を残したいと思う。ただの路傍の石だとしても。。。