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40歳から手習い 普通自動二輪免許取得へ

バイクには特に興味がありませんでした。高校生の頃、仲間が二輪免許をとって箱根へツーリングに出かけていくのも、とくに何も思うこと無く日々のトレーニングに励んでいたものです。そのときの反動というのか、最近なんとなく「かっこいいかも」「40歳になってバイクっていいかもな、のんびりやってみよう」という心境になった自分がいました。なかなかおもしろい心境なので、その心の声に素直に従うことにしました。というわけで、突然「普通自動二輪」の免許取得のため、教習所に通い始めました。

 

その教習所です。くるまの免許以来ですが、学科が無い分ひたすら実技だけなので気が楽です。また、教習の先生たちのポイントを押さえた指導のおかげで、それなりにうまくなってきている自分がいておもしろいです。たとえば、最初はギヤの並びで混乱、なぜ一番ダウンしたところが1速で、ちょい上がニートラル、でその上が2速って。。。教習がすすむに連れ、なるほどこれは考えられていると分かるわけです。操縦技術に関しても、ロードバイクで体重移動やロックさせないブレーキング感覚があったおかけで、はじめての急制動でも問題なく止まれて少しほっとしたりと。まぁ、調子に乗らずコツコツやっております。

 

で、買うバイク。実はまったくバイクの知識がなく、とりあえずバイクといえばホンダな気がしてネットで下調べしたもののピンときたものがありませんでした。あと思いついたのは、なんとなくカワサキ。そこで見つけたピンときたやつ、それが「エストレヤ」でした。

 

このエストレヤってやつはとにかくスタイリングが自分好みでした。他の「走るぜ!」ってバイクは興味がもてなく(たぶんレーシーな感じはロードバイクでおなかいっぱい)、のんびり田舎の道を走ったり、西伊豆の夕陽でも眺めながらとか、そういうイメージにぴったりでした。

 

数日後、早速ショップに向かい展示されていたエストレヤとご面会。あー、こりゃかっこいい。クラシカルな感じがいいねぇ。つくりもなんだか贅沢。細部に丁寧な仕事を感じます。しかも空冷・単気筒じゃないか?! 今時のバイクって全て水冷で2〜4気筒が普通だと思っていたので衝撃でした。だって、カブじゃないっすか。。。空冷単気筒って。。。

ショップの方から空冷単気筒の特徴を教えてもらい、なるほど納得。バイクの鼓動を聞きながらのんびりトコトコ走るには良い特性のエンジンであるのですね。まさに自分の求めていたフィーリングです。ただ、試乗ができません。免許無いもの。。。


「じゃあ、これ買います」

 

どうしてそうなったか分かりませんが、とにかくエストレヤ以外を見る必要が無いと思ったようです。衝動買いってやつです。自賠責5年です。現金一括です。なんせロードバイクより安いわけですから。エンジンついててコミコミで60万弱ってお得じゃーん。。。

いや違う!! ロードバイクがアホみたいに高いんだ!!  

まぁロードバイクの価値観とバイクの価値観は違うだけなのだ、異なる価値観を共存できる私はやはり自由人だ、と勝手に前向きに納得したところで、帰路につきました。

あとは免許とるだけです。

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※エストレヤは写真の赤を注文しました。紅のブタのイメージです。