FLOW

陸上競技・ロードバイク・トレイルランニング・エストレヤ・旅・FLOW・物理学者(量子力学・量子生命科学)

【Result】東海マスターズ陸上競技選手権 2017.5.21@エコパ

f:id:butadorobo:20170528131523j:plain

結果は以上の通り。凡庸なタイムだけど、今回も楽しく走れた。

天気は快晴。出で立ちは無地の綿Tシャツにユニクロの短パン。なんとなく定番化してきたけど、綿Tシャツは腕の動きというか体幹のうねった動きに対応できない感じがあり、身体にまとわりつく抵抗を感じてしまう。考えればその通りで、当たり前のことかもしれないけど。

そういえば、いつも思うことだけど、人と一緒に走ることであらためて自分が後半型であることを認識する。100mも200mも後半に他の選手に追いついてそのまま抜いてゆくレースパターン。かといって後半対策の練習をしているわけではない。体力も特にあるわけでもない。ただ思うのは、勝手にみなさんが疲れて遅くなってゆくのでは、前半でものすごく力んでいるように感じ取れる。ゴール後も僕はなかなか止まれないので30mくらい走ってしまうが、他の選手はゴール後にすぐに止まってしまうのも、力みによるエネルギーの枯渇が原因の一つだと思う。

もちろん全員がそういうわけではないけど、前半型の選手はとにかく力みすぎだと思う。ぼくはいつも100m地点で最高速になればいいという感覚で走っている。実際は60m付近で最高速に達するのだけど、そのあとも伸びてゆくイメージで走るようにしている。

あとは走りの技術の問題。技術で走っているから後半が伸びる、ということにしている。技術は加齢によってレベルが落ちるものと上昇するものがある。ぼくの走りの技術目標は60歳で11秒台で走ること。つまり体力に依存しない技術を極めたいと思っている。実際は、日々からだの状態は異なるし、毎年毎年走りの技術は異なっている。ただ、物理法則は変わらないわけだから、いかにして加速度と等速直線運動の精度をあげてゆくかに集約されているのは確かだ。

とはいえ、結局のところ60歳になった時にしか分からないのだけど。ただ、その時11秒台で走れなくても、切磋琢磨精進して生きてきたことが何よりの価値になるのだろうな、と思う。生きた証ってほどじゃないけど、ライフワークの一つとしてなかなかいいもんだと思う。

とりあえず言えることは、

「体力じゃないのだよ、後半というものは」