FLOW

陸上競技・ロードバイク・トレイルランニング・エストレヤ・旅・FLOW・物理学者(量子力学・量子生命科学)

日本百名山 #1/100 天城山(万三郎岳1,406m)

2015.6.13 愛知の陸上アスリート4名 + 地元トレイルランナー2名 + 自由人1名 = 計7名

  8時、水生地下駐車場をスタート。旧天城トンネルまでの林道をウォーミングアップがてら歩く。

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 トンネル前で倒立チェック。

 トンネル右脇にある登山道へ。メンバーの体力がまちまちなので、先頭にほどよいペースをつくってもらい、自分は遅れる人が出てもサポートにまわれるように殿を務めた。10分弱で天城峠に着く。そこから勾配はゆるやかになり、少しずつ高度を上げていく。危険な個所はほとんどなく、走りやすいトレイルが続く。途中、ワサビ田があり、こんな山奥からどうやって出荷するのだろう考えてしまう。

 植生の変化を楽しみながら1時間30ほどで八丁池に到着。

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 とりあえず倒立。ひとり違うのがいる。。。

 短距離出身のアスリートはさすがに登りはきついようで、後半は無理をせず歩いた。八丁池は活断層のズレで生じたくぼみに雨水がたまった池。流出・流入する川は無いが、南から吹き付ける湿気を含んだ暖かい空気が年中天城山に当り雨雲ができているので、降水量が多く池の水量は安定しているらしい。

 ここから万三郎岳までは極上ふかふかトレイルが続く。ほとんどアップダウンもなく、みごとなブナやヒメシャラの森をゆく。ときおりシャクナゲのあわい朱色に出会う。万三郎岳手前の小岳まで5kmほどを一気に駆け抜けた。

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 なかよしさんたちです。

 小岳手前から勾配は一気に厳しくなるが、10分弱で登ることができる。そこからやや緩やかになり小岳へ到着した。見晴らしは特に良くないが、南東側が少しだけ開けているため、晴れていれば相模湾を眺めることができるかもしれない。

 小岳からほんの少し降りて、万三郎岳までは再びの登り。勾配は若干きついが前半をすぎればすぐに緩やかになる。山頂手前の分岐を右に折れ尾根伝いを数分。

 

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 万三郎岳にて。

 山頂は一片が5mほどの広さがあり、三角点や山頂の案内などがある。天城高原ゴルフ場側から登ってきたとみられるお客さんがたくさんいらっしゃった。個人から団体、女性も多く、人気の山であることが伺える。

 軽い補給後、同じ道を引き返す。往路で出会った方々と再び出会う。一言二言おしゃへりを楽しむ。山の楽しみのひとつ。

 八丁池からは水生地方面への下り路を進む。若干ガレが多いがトレイルとしては十分楽しめる。下り始めて30分もすれば空気が変わり、湿気を多く含んだ温かい空気となる。下りでも汗が吹き出てくる。そのまま気持ちよく走り、旧天城トンネルへの林道と合流。トレイルの余韻を愉しみながら駐車場までゆっくり戻った。(15:00到着)

 全員無事に下山、天城を満喫できたようで、企画して良かったと思った。この後、東府やでパンと高級ソフトクリームを食べ、温泉で疲れを癒して解散となった。

 愛知組はこのまま愛知へ帰るというからタフだなぁと思った。

 天城山は自宅から近いしとても素敵なトレイルなので、ちょくちょく遊びに来てみようと思った。

 

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 日本百名山一座目 天城山(万三郎岳)  倒立 

 

 ※ (距離26km、時間7時間)

 トレイルランニング初心者さんがいたので、行程の内半分近くは歩きでした。

 速い人たちは、あらかじめ決めていたポイントまで先行してもらいました。

 速い人であれば3時間もあれば往復できると思います。

箱根外輪山と芦ノ湖西岸をぐるり

6月6日(土)、午前に少し時間ができたので、山走に行ってきた。

 8時00 箱根町園地公園 スタート

道の駅「箱根峠」を経由して山伏峠、そして三国山へ。梅雨空で雲が厚い。気温が低く肌寒い。元気な緑のシャワーが心地よいトレイルをひたひた走った。

 

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あそこで休憩しよう。

 

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三島、駿河湾伊豆半島が見える

 

湖尻峠から芦ノ湖方面へ下山。深良水門に出る。この水門は、江戸時代に裾野側にあった深良村の水不足を解消するために手掘りした(全長1280m)。日本灌漑百選にも選ばれている歴史ある水門。写真は無し。

 

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途中の石畳。こけがびっしり。滑ってあぶない。気をつけましょ。

 

水門から芦ノ湖西岸を南へ。湖沿いのトレイルなのでアップダウンも無く、とても走りやすい。たんたんと走り、スタート地点へ戻った。楽しい半日だった。

 (distance 22.5km /  time 3h30m)

いつか自己満足したいなぁ

大学生じゃあるまいし、こんなことで悩んでいるわけではないけれど。。。

知識は無いがアイデア・発想力に優れた資質をもっている会社の若手が、とある先輩から「お前のやっていることは自己満足だ!」と言われて、へこんでしまった。うちはものづくりの会社だから、どんなに良いアイデアでもお客さんのニーズにあっていないものはただの自己満足でしかない、という意味。

確かにその通りだ。アーティストのように自分がつくりたいモノを制作するのとは違う。あくまでもお客さんの要望にどれだけ応えられるか、いやそれ以上のモノを提供できるかが、ものづくりの会社としての価値がある。

で、よく言われるように「人に満足してもらうことが自分にとって満足、という自己満足」でいいわけだ。

基本的に誰のためであっても、結果的に自分が満足するために仕事なりなんなりを行うわけだから、根本的には「自己満足」のために人は生きている。このような話はオトナになれば理解できるコトであり、どこかに妥協点を見つけていつまでも悩むものではない、と思っている。

そして、ふと思った。自分は未だかって自己満足したことが無いんじゃないかと。ましてや人の評価で驕ることもない。例え良い評価をしてもらえても、自分がこの程度で評価してもらうのは申し訳ないと思ってしまう。

自分に妥協ができないわけでもない。妥協だらけのいい加減、適当が心情。

あれ? 自己満足の塊じゃないか!!
まったくめんどくさい生き物だよなぁ。。。

日本百名山 倒立の旅 〜はじまり編〜

日本にはたくさんの素晴らしい山があるけど、とりあえず百名山をメインに登ってみようと、このところ思うようになった。なぜかわからないけど、いつものきまぐれみたいなものか。。。

登るだけでも楽しいのだけど、せっかく山頂に行くのならそこで倒立をしてみたいと思う。なぜ倒立するのか?と問われれば、「そこに地面があるから」的な。。。

 

  理由ってそもそも必要かなぁ?


そんなわけで、まずは自宅から一番近い「天城山 万三郎岳」へ行ってきた。来月、愛知の友人と今度行く予定なので下見という位置づけ。

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天城トンネルへ続く旧道をスタート。10分程度で天城トンネル。

 

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ひたすら登って八丁池。

断層がズレたところに水がたまったそうな。昔は火口だと思われていたそうな。

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八丁池で倒立。バランスが悪いなぁ。。。

 

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しゃくなげ、だと思います。。。

花の名前をよく知っている人は、名言をよく知っているひとより、ホントの名言を知っていると思う。

 

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こけのみどりにいやされる。この後、鹿と遭遇したり。

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万三郎岳にて

道標とまるかぶり!!

 

倒立の精度はこれからもっと向上させなくてはならないが、小さい三脚とタフなデジカメの購入も検討しようかしらねぇ。。。

 

なんにせよ、これから楽しい100名山めぐりになりそうだなぁ。

愛鷹山系位牌岳 トレイルラン

2015.5.17(日)

9:00 長泉町水神社スタート。まずは池の平へ。前半は林道、途中から階段道。約15分で到着。ここからの展望は相変わらず素晴らしい。駿河湾伊豆半島駿河湾愛鷹山が一望できる。今日はトレーニングランなので、一度だけ振り返り足は止めずに先を急いだ。

 

池の平からは、シングルトラックというより入り組んだ獣道。勾配はきつく足場も前日の雨で若干ぬかるんでいる。そんな滑りやすい路面をすべらないように走るというのは体幹を固めては難しい。末端のセンサのゲインを高めて体幹でコントロールするというコツがいる。

 

f:id:butadorobo:20150517094935j:plain位牌岳まであと30分位になると、若干開けた場所に出る。

ところどころにヤマツツジが咲いている。鹿の足跡や真新しい糞も発見した。すんだ鳥の鳴き声もよく聞こえる。愛鷹山系の森としての豊かさ、人間があまり踏み入れていない山特有の空気感が存在している。

 

 

f:id:butadorobo:20150517102531j:plain10:45 走り始めから1時間45分、ほどなく位牌岳へ到着した。

位牌岳からの景色は周りの木々によって立ちふさがれている。というかここが山頂であることに気がつかないほど。

 

f:id:butadorobo:20150517101047j:plain景色を楽しむなら、100mほど手前のガレからがおすすめ。

愛鷹山系が山体崩壊が進んだ古い山であることを確認できる。今日は霧が深くデイダラボッチがあらわれそうな山だった。とりあえず、水分補給をしてすぐに下山開始。帰路は渇水期には干上がってしまう軽いまぼろしの滝「つるべおとしの滝」経由で。

 

つるべ落とし経由となると道は、沢のごろごろした石となる。しかも苔がびっしりついており、大変すべりやすい。しかし、新緑のまぶしさと原生林の深い緑、太陽の木漏れ日、朽ちた木、それぞれが見事に調和され、人をよせつけない神秘滝な雰囲気を醸し出していた。

 

f:id:butadorobo:20150517111406j:plain30分ほどでつるべ落としの滝へ到着。

20mほどの滝はなかなか迫力がある。水量も十分だった。せっかくなので沐浴して身を清めた。冷たい。3分程度で足先の感覚がなくなってしまった。

汗でびしょびしょのウェアを着て再び走る。15分足らずで林道に出る。あとは、水神社までは林道を10分ほどだ。

 

12:00 水神社到着。

なかなか良いトレーニングができた。途中、中高年の5人パーティー1組、単独ハイカー3名、大学生らしきパーティー1組しか出会うことは無かった。トレイルランナー向きではないのは確かなようだ。

ただ、ぼくはここの神秘的な雰囲気が気に入っている。また走りたいと思った。