【Result】石川マスターズ陸上混成競技会 2017.7.30
左ハムの肉離れは80%程度の回復。悪化しないよう出力を十分に抑えて競技を行った。気温34℃の暑い中だったけど、それなりにそれなりの結果だった。水分はいつにもまして摂取していた。やや熱中症だった。
走幅跳は助走スピードが上がらない。踏切で抑制され十分に踏切ができない。地面からの反発が、膝で逃げてしまっていた。軸を通すことができなかった。
やりは右にぬけるクセが出た。体の前で投げるようにしたい。
200mは前半のイメージは良かったが、スピードを上げられないため80m以降の伸びは諦めた。残り50mでチカラを抜いて流したが、ブレーキがかかったフロートだった。もっと上から地面を捉えたかった。
円盤は消極的になり回転しきれないため、右に逃げてしまった。2本のファール後になんとか記録を残した。腰がひけて全く評価できない投擲だった。前半の入りをゆっくり、一歩目をつくときしっかり確認して慌てないことが大切だと思った。
1500mは十分にアップしたにもかかわらず前半を抑えてしまった。ラスト1週でペースを上げ、5分は切ることができた。ラスト400m以上ハイスピードで走りきれたことが、以外だったかもしれないし、当然だったとも言える内容だった。
反省が多い競技内容だったけど、いつもどおり楽しかった。
運動履歴 7/17〜7/23
・7/17 ウォーク1時間
・7/18 ジョグ40分
円盤投 立ち投げ10本、回転10本
ターン開始の際、円盤をなるべく体に近づけてモーメントを小さくする
・7/19 ジョグ30分
・7/20 ジョグ30分、流し150m☓3、ジョグ15分、肩周り補強10分
・7/21 休養
・7/22 ジョグ30分、坂流し200m☓3、ジャンプトレーニング各種20分
・7/23 休養 鍼治療(左ハム中心)
古傷の左ハムの具合があまり良くない。臀筋群も固くなっている。初動負荷とストレッチで動きの改善をしてきたが、なかなかしつこい。
円盤のターンは、突然コツをつかんでよく飛ぶようになった。まだまだ未熟であることに感謝。これからもどんどん発見があるだろうなぁ。
週末は金沢で五種。あと一週間、調整を間違えないようにしたい。
時間と空間における居心地の良さと運動
近所に公園がある。そこにはテニスコート2面と、バスケコート1面、ゲートボール場1面、そしてフットサルくらい余裕でできそうな芝生広場がある。遊具も少しだけど存在している。夏にはせみの鳴き声がひびき、子どもたちの声と一緒になって、一番楽しかったあの夏を思い出すこともしはしば。
早朝や夕方、ぼくは少し時間が空いたとき、その公園にぶらっと出かける。目的はたいてい軽い運動をするため。ジョギングしたりトレーニングするときは、それなりに準備して、それなりの場所へ出かけるが、この公園に向かうときは、もっと気楽な運動がしたいときだ。
で、そんなときはまず高鉄棒にぶら下がる。そして、懸垂をする。手の位置を変えながら10回とか20回とか。ぶら下がりながらレッグレイズしたりもする。鉄棒で一通り遊んだら、次は芝生広場を歩く。ゆったりと足の裏から入る感覚や身体の感覚を楽しむのはもちろん、太陽の高さ・風の向き・子どもたちの声・ベンチに座るお年寄り達の会話と表情、それらを常に認知しながら、心地よいと感じるスペースを発見し、そこを感じ取りながら歩く。歩くだけならどこでもできるけど、居心地の良いスペースを掴みながら、それらに自分をフィットさせながら、空間と空間を繋いでゆく。それが僕にとっての散歩でもある。
散歩に限らず、トレーニングと呼ばれる身体運動のほとんどが、僕には居心地の良いスペースを連続して感じ取る作業に他ならない。混み合っている競技場で走るトレーニングを行うとき、誰しもが他人がいない場所を走る。風が追っているのか、向かっているのか、コーナーを走るのか、直線を走るのか、団体で走るのか、一人で走るのか、タイムトライアルをするのか、軽く走るのか、それ目的ややりたいことによって、走る場所・レーンを選択するのは、何も不思議な事ではない。
しかし、その感覚を意識して楽しんでいる人は少ないのかもしれない。走るスペースを探す行為は、単に走るための場所を探すためだけに考えているのが大半だろう。ぼくにとっては、自分がやりたいことにフィットしそうな場所を、できるだけ丁寧に観察し、五感をフルに活用し、納得できるスペースを選択し、実際に走るということは、居心地の良さという概念のもとに成り立つのである。
それは、単純にいえば、カフェに入ったとき、どこの席に座るかを決める行為であるといえる。誰だってカフェに入ったら、自分がいちばん居心地の良さそうな席に座る。そこで、読書をしたり、お友達とおしゃべりをしたり、PCを開いて仕事みたいなことをしたり、ただぼーっとしたり。。。そんな当たり前の選択を誰もがしているはずだ。
ぼくは、トレーニングと言うか身体運動に関してもその居心地の良さを感覚的にとらえながら楽しんでいる。こんなこと、ほとんどの人が理解してくれないだろうけど、カフェのたとえなら理解してくれるのかな。
僕にとってこの居心地の良さという概念は、トレーニングやカフェだけではなく、車の運転や、電車の座る位置、食事の配膳、スケジュール管理、音楽のアルバムなど、それらすべての空間と時間を扱う状況や現実において、必ず作用している原始的な行動原理だと思っているし、その感覚を常に磨くことを忘れないでいる。
運動履歴 7/10〜7/16
・7/10 ジョグ30分、円盤投 立ち投げ確認程度15分
・7/11 ジョグ45分
・7/12 ウォーク1時間、円盤投 じっくり30分
・7/13 休養
・7/14 ジョグ30分、流し50m☓3
・7/15 愛鷹競技場にて
アップ30分、120m流し☓3
加速確認走 150m☓5本 コーナー加速→直線気持ちよく
走幅跳 単助走(12m)☓3、中助走(20m)☓3本
助走付きバウンディング30mくらい☓2
スプリント 120m☓1
・7/16 ウォーク1時間、投げドリル15分
ここ最近、スプリントらしい動きができるようになってきた。コンパクトな腕振りと膝下の動きの中で、地面からの反力をうまく推進力に利用できる感覚が戻ってきた感じがある。基本だけど地面に対して真上から踏む感覚が大事で、少し前によくばって接地すると地面からの反力ベクトルを修正する時間とパワーが必要になり、結局接地時間が長くなってしまい(力積が大きい)、スピードは出ないことをあらためて実感。物理法則を踏まえ、基本の身体動作理論がブレないトム・テレツ氏のコーチングの素晴らしさは、今も昔も変わらないものだと思った。根性では空は飛べないのだ。物理法則は自然の法則、自然に学びナチュラルにやっていこう。まぁ、意識してはナチュラルとは呼ばないけど。。。