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待ち続けることは、走り続けること

7月23日、トレイルランナー相馬剛氏がマッターホルンで遭難された。800m滑落したそうです。遭難して3週間が経ち、ご家族も帰国されたようです。あとは優秀な捜索隊に任せてきたというお話です。(8月14日現在Fuji Trailheadより)。

7月22日のブログでちょうど相馬氏のことを書いたばかりでした。10月の陸上20種競技のアジア大会が終わったら、相馬氏とロング系トレーニングをするつもりでした。そこでもう一度自分を鍛え直すつもりでしたし、仲間とののんびりトレイルも楽しみにしていました。

相馬氏は一見無愛想で強面の面構えですが、求道者としての精神を持ち、感受性豊かな美しい文章を書く、豊かな人間性をもちあわせた方です。そして、これからのトレイルランニングを導いてゆくリードオフマンとしての役目を担うはずでした。それが。。。

事故を知った当初はショックのあまりトレイルランニングはもう止めよう、と思いました。あれだけのプロが遭難してしまうのだから、いつか自分もちょっとた判断ミスで大きな事故に見舞われてしまうかもしれない、と本気で思いました。

しかし、3週間が経過し、相馬氏がトレイルランニングを通して伝えたかったことは何かを考えるようになりました。その答えは、きっととてもシンプルなものじゃないかと思うんです。

今は言葉にすることはできませんが、ぼくは走り続けたいと思います。そして、陸上20種競技のアジア大会が終わったら、山にももう一度入ってみようと思います。そこで感じたことを素直に相馬氏に伝えようと思います。

必ずかえってくると信じています。富士山が見えるこの場所に。。。