FLOW

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コツをつかむために

コツ(骨)をつかむとはよく言ったもので、高知合宿でハンマー投の指導をしてもらって以来、左足に乗る感覚がすごく良い。つまり筋肉でふんばるとか、フォームがどうかではなく、左足のここの部分に乗っかれば、スムースにくるくる回れるのだ。まさに、骨に乗る感覚。

走りや跳躍ではその感覚があり、骨のバネをいかして走ったり、骨でチカラを受け止めたりすることは可能だった。しかし、ハンマー投という日常生活の中でまったく使うことのない動きを習得するには、やはりコツが必要なのだ。

そんなことはわかっていたことだが、ハンマー投を的確に指導できる人間があまりいないので、自分の感覚を研ぎ澄ましながら、いろいろと模索していた。しかし、こういうことはプロに一言もらった方がはるかに成長できることを再確認でき、自分がまだ人に聞けて成長できる人間だったことにもホッとした。

もちろん、これからがスタートなので、このコツをどんどん研ぎ澄ましてゆく作業を楽しんでいこうと思う。というか、楽しすぎてハンマー投げ過ぎた結果、手の皮がずるずる剥けて血だらけになっていた日曜の昼。子供の頃の原体験のように、何かに没頭できてなんだか幸せな時間でした。

さて、陸上20種競技アジア大会まであと3週間。数ヶ月に及ぶトレーニングの集大成の時期です。ここでやり過ぎると疲れが抜けきらず、ピークがやってきません。疲労を抜きながら徐々に上げて行こうと思います。