ここちよいもの
ランを再開させたことによって、ふとあることを思うことが増えた。
ぼくはいつまでこうした生活を続けられるのだろう、この住み慣れた町を出てもっと田舎(ここも十分田舎だけど)に移住して、本当は自給自足的な生活をしたいんじゃないか、と。
ひょっとしたら誰でも一度はそんなことを考えるのかもしれないけれど、大抵の場合は現実的じゃない・きっとすぐに飽きるよという意見が多い案件なのかもしれない。
でも、ぼくはそういう暮らしがあっていると思う。それは性格的なものなので、理由は明確ではないし誰かに説明するものでもない。だからこそ、自分の中で確信めいたものが存在して、ぼくを田舎の自給自足暮らしへといざなっている。
ランをしていると心が軽くなる。やらなくちゃいけないさまざまなタスクを頭の中から追い出すことができる。追い出すことができないときは、ただの義務感で走っている感覚だ。うまく追い出すことができたとき、将来の楽しい(ぼくが勝手に思うだけだけど)生活を夢見てしまう。
走りに行くことが楽しみになっている。